帰宅後はご飯を食べてお風呂、寝る、という方がいる一方、家でもお持ち帰りの仕事がある方も多いかもしれません。
ところが、これは睡眠にとってあまりいいことではありません。なぜなら、帰宅後は少しずつ睡眠へのリズムを刻まなければならないからです。何度か記事に書きましたが、質の高い睡眠を得るためにはすぐに寝付けることが大前提です。そろそろ寝る時間だなぁ~、あぁ眠くなってきた~、おやすみ~、すやすや~、このスムーズな就寝が質の高い濃い睡眠時間を作るのです。
寝る直前まで頭を使っていてはスムーズに就寝できないどころか、疲れと戦いながら効率の悪い仕事になってしまいます。
皆さんは「佐々木常夫さん」をご存知でしょうか?自閉症のご長男と病気がちの奥様の世話を見ながら、東レ経営研究所社長まで上り詰めた苦労人です。課長時代には毎日どうしても18時には退社する必要があったにもかかわらず、同期トップで取締役に就任、2年後には社長に就任。当然仕事を持ち帰ることはできなかったでしょう。
もし可能であれば仕事は会社で済ませる、さらに可能であれば定時であがれる工夫をする。仕事の効率を追求すれば睡眠の効率も向上することは間違いないでしょう。この逆の魔のスパイラルに陥らないよう気をつけなくてはいけません。
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bark