睡眠時間には個人差があるのは以前の記事でも紹介しましたし、個人差があってよいものとされています。しかし、統計的データーから見ると睡眠時間によって健康に与える影響が若干異なるようです。いくつか例をあげてみます。
- うつ病は睡眠時間の平均的な7時間台の人が最もなりにくい。
- 食欲を抑えるレプチンと食欲を増進させるグレリンの働きにより、睡眠時間の短い人の方が肥満になりやすい。
- 睡眠時間が平均的な7時間台よりも長い人は若干寿命が短い
どれも目に見えるほどの違いがあるかは分かりませんが、やはり平均的なほうがいいのでしょうか?
睡眠時間は遺伝によるものが多く、後天的に変えようと思ってもなかなか難しいのではないかと言う専門家が多くいます。その証拠に短眠系の本の著者のほとんどは睡眠の専門家ではありません。
私のように短眠に憧れる人は多いと思いますが、無理に睡眠時間を短くするのではなくいかに質の高い睡眠を作ることができるかが需要だと思います。
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HidingHeart