催眠というとなんだか魔術的なイメージを持つかもしれませんが、れっきとした科学の分野です。催眠状態とはタイトルにもあるうたた寝の状態とほとんど同じなため、催眠術をかけられた人だけが陥る特別な状態ではありません。

ただし、催眠は特別な状態であり以前記事でも紹介した「潜在意識」に直接働きかけることができる状態であるといわれています。一般的に催眠療法といわれるのはこれを応用したものです。

人は何かしら苦手意識を抱えており、例えば「英語が苦手」と思っていたとしましょう。その人の能力的には十分克服可能な科目であるにもかかわらず、潜在意識で強固に固定されていた場合それを克服するのは困難だといわれています。禁煙が難しいのもこれに似ています。

こんな場合に用いられるのが催眠療法です。意図的に催眠状態に陥らせ、潜在意識に語りかけることによって固められていた意識を解く作業です。

睡眠も催眠も紙一重の状態であり、睡眠をうまく利用すればさらなる能力開発が可能なのかもしれませんね。